イケダワイナリー 山梨県甲州市勝沼町
〜名醸造家の家族経営ワイナリー。日本の醸造技術を極めた先に到達した信頼の味わい〜
イケダワイナリー株式会社 代表者 池田秀俊氏
住所 山梨県甲州市勝沼町下岩崎1943(2012年7月より、ワイナリー移転)
創業年 1956年(池田俊和氏の家族経営は1995年より)
年間生産量 約2万5000本
自社畑 0ヘクタール 契約畑 約2ヘクタール
【左】2012年7月に新醸造所完成 【中】ショップ入口の様子 【右】ワイナリーショップ売り場
1995年、某大手食品メーカーの国産ワイン部門撤退を受け、その免許、醸造器具等々を譲り受けるチャンスに恵まれ、勝沼町内の別中堅ワイナリーで醸造責任者をされていた池田俊和氏が『自分のワイナリーで自分のワインを造りたい』と、長年の夢であった独立を遂げました。ご自宅(一般的二階家)の客間が、試飲・販売所。醸造所は、その敷地内にある納屋(ガレージっぽい)。大通りにも面していない、葡萄畑が点在する住宅地にあり、外観も一般住宅に大きめの納屋があるだけなので、看板が出ていなければワイナリーとは気付かないでしょう。将来は、大通りにワイナリーをかまえる予定であるとの事。【2012年7月より、勝沼町内の好立地に、ワイナリーを新築!移転されました。】
池田俊和氏は、研究熱心な醸造家として有名で、県外のワイナリーにも請われて指導に行っていたほどの人物です。又、現在でも勝沼町内の別ワイナリーの醸造コンサルタントとしてワイン造りのお手伝い、指導もされています。醸造に関して、ためすことをほぼやり尽くし、結果、現在の技巧にとらわれすぎないナチュラルな醸造スタイルにたどり着いたという、イケダワインの味わいは、全6種類の定番ワインすべてにおいて、新鮮な果実感を大切にし、とても上品でエレガント。白ワインは、日本固有の地元品種「甲州」種にこだわり、他の品種は使わず甲州ワインだけで3種類。その全てをフリーラン果汁(圧力をかけて搾らず、自然に流れ出る部分)のみで、無理な低温発酵をおこなわずに仕上げています。では、残りの果汁(圧力をかけて搾るプレスラン果汁)は、どうするのかお聞きしたところ、大手食品会社に加工用(料理ワイン用等)として売ってしまうとの事。にがみ、えぐみの少ないエレガントな味わいは、このフリーラン果汁のみを使うところから生れます。赤ワインは、色素がしっかり抽出され、日本ワイン離れした、濃く、深い味わいです。樽からくるキメ細やかな風味とタンニンが、絶妙のアクセントをつけ、味わいをよりいっそう格調高いものにしています。町営「ぶどうの丘」で爆発的に売れている人気の巨峰ロゼワインは、ほのかな甘みに爽やかな酸をしっかり残し飲み心地抜群、家族経営ならではのとても良心的な価格も魅力的、絶対お得な1本です。
イケダワイナリーさんの特徴は、自社畑を持っていない事。一流の醸造家としてのキャリアがある池田氏は、目が行き届く範囲での小仕込みによる醸造、キメ細やかな樽貯蔵管理等に手腕を発揮されています。原料葡萄に関しては、信頼出来る農家さんとの契約栽培がメインになります。自社畑の葡萄でなくては、良いモノが出来ないというのが、世界的常識ですが、日本では、全商品、100%自社葡萄ワインというのは、小さいワイナリーでもほぼありえません。ですから、やる気のある優秀な農家さんを見つけ出し、良好な信頼関係を築く事が重要であり、良い原料葡萄を確保する事につながります。しかし、大量に作り高額で売りたい農家さんがわと収穫量を制限した質の高い葡萄をなるべくなら安く手に入れたいワイナリーがわとは深い溝があり、信頼関係を築く事は並大抵の事ではありません。池田さんに関しては、友人から聞いたこんな話しがあります。勝沼町にいる私の友人が、居酒屋のカウンター席でたまたま隣あったのが、イケダワイナリーの契約農家さんで、その方のお話しによると、「池田さんは、厳しい事をいうが、やりがいがあるんだ」とおしゃっていたそうです(実話)。まったく利害関係のない第三者の友人が聞いた話なので、池田さんが契約農家さんと良好な信頼関係を築いているのが、真実味を持って、うかがい知れます。実際、池田氏は、甲州は勝沼町、カベルネソービニヨン、マスカットベリーAは穂坂、メルロは長野など、各契約農家さんに葡萄生育期間中、何度か訪問してディスカッションされているとの事です。人と人とのつながりを大切にしたいですね。
ぜひ、名醸造家が醸し出す、白ワイン、赤ワイン共にキメ細やかな樽使いを感じさせ、自然な果実感の生きた、エレガントで完成度の高い美味なるワインをお試しください。
1,760円(税160円)
ステンレスタンクで発酵し、樽の中で熟成させました。早めに収穫して酸を残した甲州種ぶどうのさわやかなアロマ、古樽熟成による柔らかさ、熟成香と生き生きとした酸味が口の中に広がり、いつまでも心地よい余韻を楽しめます。
2,310円(税210円)
勝沼の中でも特に優良な産地として評価されている菱山地区の甲州種ぶどうを樽発酵した高級辛口白ワインです。柑橘系の果実味とヴァニラのような樽の風味の絶妙なバランスの中に力強さ、繊細な味わいを持つ、エレガントな白ワインです。
イケダワイン プライベートリザーブ・ヴァンロゼ2023年 750ml
1,760円(税160円)
ぶどうの王様・巨峰からフレッシュでフルーティーなほんのり甘いロゼワインを造りました。美しいピンクの色合いと巨峰の持つマスカット系のフルーツ香、さわやかな果実味とさわやかな甘さが、いつまでも味覚を楽しませてくれます。
1,760円(税160円)
高級赤ワイン専用品種カベルネ・ソービニオンと日本生まれの赤ワイン専用品種マスカット・ベーリーAのぶどうを使い、ミディアムボディーの赤ワインを造りました。甘いベリーの香りと豊かな果実味、柔らかなタンニンが楽しめるワインです。
2,530円(税230円)
カベルネとメルローからフルボディーの赤ワインを造りました。豊かな果実味とタンニンの重厚なワインです。ゆっくりと時間をかけた醸しによりぶどうの味わいをしっかりと引き出し、また樽の中でゆっくりと寝かせることにより熟成を高めました。
イケダワイン グランキュヴェ・メルロ2022年赤 750ml
3,300円(税300円)
長めのスキンコンタクトで葡萄の味わいをしっかりと引き出し、樽の中でゆっくりと熟成しました。カシスの薫りとほのかな樽香。豊かな果実味と柔らかいタンニン、上品な味わいのフルボディーの赤ワインです。
イケダワイン グランキュヴェ・シラー2022年赤 750ml
3,300円(税300円)
グランキュヴェ・シラーは醸造用ぶどうのシラー品種から造られ、ジャムを思わせる味わいとしっかりとしたタンニンと酸が骨格をつくるスパイシーでフルボティの赤ワインです。
イケダワイナリー 甲州ブラン・ド・ブラン・スパークリング白泡 750ml
2,585円(税235円)
日本古来より山梨の風土に育まれ栽培されている甲州種の中から成熟した葡萄だけを選んで醸造。溌剌とした酸味をアロマと共に、炭酸ガスを封じ込めたスパークリングワインです。
2,750円(税250円)
一升瓶ワイン用に、特別にゆっくり優しくプレスした果汁の部分を使用して醸造しています。フリーラン果汁のみを使うレギュラーサイズのイケダワイン甲州とは違い、果皮などからくるニュアンスが少々加わります。
1,760円(税160円)
SOLD OUT
甲州種ぶどうを遅摘み、熟したぶどうを使って醸造しました。発酵は樽の中で行い、ステンレスタンクの中で熟成させました。この製法により、完熟した柑橘系の果実香とハチミツのような甘味、新鮮な果実の酸味が味覚を刺激します。
2,640円(税240円)
SOLD OUT
山梨は日本一のぶどう収穫高を誇り、日本一のワイン産地を形成しています。ルージュは赤ワイン用醸造品種から香り高いミディアムタイプのワインに醸造しました。