泡盛 やまかわ 山川酒造 沖縄県国頭郡本部町

〜「古酒(クース)のやまかわ」と地元で呼ばれる貯酒へのこだわり。代々受け継がれる100年クースへの夢〜

山川酒造 代表者 山川宗邦氏

住所 鹿児島県国頭郡本部町字並里58

創業年 1946年

泡盛やまかわ酒造の建物 泡盛やまかわの甕貯蔵場

【左】山川酒造の建物  【右】仕次ぎ熟成している多数の古酒甕

 

 山川酒造さんは第二次世界大戦終戦の翌年1946年に、戦火によりほとんど無くなってしまった、沖縄の伝統文化であり平和な時代の象徴ともいえる長期熟成を重ねた古酒(クース)を復興させるという志のもと、創業者の地元である沖縄県本部町で創業しました。

 「どんな時でもとにかく頑張って古酒(クース)を寝かせておきなさい いずれは古酒の時代になるから」という創業者の教えがあり、他の蔵が造っていない長期熟成「古酒(クース)」を持つ事で、小さい蔵でも勝負できる時代が来るとの考えから、「もう一度、100年古酒を世に送り出したい」と、2代目、3代目、4代目と代々貯酒をつみ重ね「古酒(クース)のやまかわ」と呼ばれるようにまでなった古酒貯蔵量の多い造り手さんです。実際「古酒のやまかわ」という呼び方が定着したのは、2004年に古酒表示の基準が厳しくなった時期からで、「内容量の全量が当該年数以上貯蔵したもの、又は、全量が当該年数以上貯蔵した古酒を混和したしたものに限り年数を表示することができる」という業界の自主基準ができ、ほとんどの酒造所は新しい基準では古酒を販売することができず、市場から古酒が消えたことがありました。ところが山川酒造さんでは、創業時から1%でも若い酒が入っていたら、表示を若い酒の年数で表示していたため、基準が厳しくなっても簡単にクリアできたことから、古酒へのこだわりが世間に広く認知され「古酒(クース)のやまかわ」と呼ばれるようになったのでした。2017年には、市販された古酒では一番古いと言われている50年古酒を販売(限定秘蔵酒 かねやま1967年720ml 限定50本)した実績があり、100年古酒(クース)への夢が膨らみます。

 古酒へのこだわりが取り沙汰される山川酒造さんですが、もともとの原酒が良い物でなければ、熟成させても良質の古酒(クース)には成らないとのことで、原料も1993年頃から砕米(割れた米)ではなく入手可能となった丸米(割れていない米)使用に全量切り替えています。丸米のほうが仕込み中に酒の甘味となり、でんぷんが外に流れだすことが少ないことと、品質の良さから格段にまろやかで甘い泡盛なるそうです。仕込みの水は、自社の水源からミネラルをしっかり含んでいる水を使用し、酒本来の個性やコクの素となる成分が最大限に抽出できる方法で蒸留。濾過は最小限に抑え、成分を最大限に残す方法で仕込みをしています。よってレギュラー酒においても、旨味成分をしっかり感じる味の幅が有り、良心的な造りのよさが表れています。
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琉球泡盛 やまかわ43° 1.8L

3,575円(税325円)

 芳醇で濃厚なしっかりした味わい。良質な旨味を存分に堪能できる一本です。このまま長期熟成させ、さらに味わいを開花させるポテンシャルがある本格的な仕上がりです。


琉球泡盛 やまかわ30° 1.8L

2,904円(税264円)

 旨味成分を多く残す丁寧な造りだからこそだせる、やわらかな口当たりを持ち、抜けの良い後口と味わいの余韻が素晴らしい泡盛です。


琉球泡盛 やまかわ30° 600ml

1,089円(税99円)

 旨味成分を多く残す丁寧な造りだからこそだせる、やわらかな口当たりを持ち、抜けの良い後口と味わいの余韻が素晴らしい泡盛です。


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店長 今井 博

■プロフィール■

・1988年より酒販売に従事する。

・1990年 第40期サントリーソムリエスクール卒業

・利き酒師「SSI日本酒サービス研究会・酒匠研究会認定」

・フランスワイン・コンセイエ「SOPEXAソペクサ・フランス食品振興会認定」