東根ワイン 山形県東根市
〜国立大学農学部教授が始めた小さな醸造所。東根産果実の良さを鮮やかに醸し出す！〜
東根フルーツワイン 代表者 阿部利徳氏
住所 山形県東根市大字大江新田字平林39-1
創業年 2016年
年間生産量 約-本
自社畑 約-ヘクタール
２０１３年３月まで、山形大学農学部の教授を務めていた阿部利徳（あべとしのり）氏は、長年バイオサイエンス（植物遺伝育種学）の研究に従事し、様々な食物の品種改良や成分分析に携わってきた経験を活かし「こういう成分が入っているから美味しい」「健康に良い」など、エビデンスに基づいて大好きなワインを造りたいと考え、２０１６年ご出身地の山形県東根市に退職金などを使い小さなワイナリーを立ち上げました。「さくらんぼの王様」として知られる品種「佐藤錦」の発祥地でもあり、日本有数の果物王国である東根市の果物のみを使い、素材そのものの旨味と栄養を最大限に閉じ込めた瑞々しいワイン造りをされており、葡萄に限らず醸造に用いる様々なフルーツをどれも収穫から２日以内の新鮮さで仕込み、濃縮還元料や人工甘味料等使用することなく、元来持っている果実の良さを引き出されています。
葡萄とはまた違った醸造の難しさのある、さくらんぼ、桃、林檎、洋梨など、各種果物の可能性を追究されて、それぞれを１００％フルーツワインに仕上げているワイナリーさんですが、なかでも草創期から試醸を始めていた、ほぼ先例の無い１００％さくらんぼフルーツワインは、２０１９年にはアジア最大級の食品・飲料総合展示会「FOODEX JAPAN 2019」内で行われた「ご当地フードグランプリ」アルコール部門での金賞と、地方に隠された宝物（商品）を審査する「にっぽんの宝物JAPANグランプリ2019-2020」新体験・イノベイティブ部門で準グランプリを、東根市産佐藤錦１００％使用さくらんぼフルーツワインで受賞。ひと瓶（500ｍｌ）あたり１．２�圓發隆綾郎監６咾鮖藩僂垢襪箸い�混ぜ物の無いさくらんぼワインは、独自に研究を重ねた醸造法により、健康成分を多く含みつつまろやかな口当たりに仕上げ、オリジナリティーあるワインとして評価を得ました。
また、フランスで２０２１年秋に開かれた日本酒向け品評会「ボルドーＳＡＫＥチャレンジ２０２１」のワイン部門では、シャインマスカット白ワインが金賞を受賞。「爽やかなマスカット香が漂い、バランスが良く、複雑で表現力豊かなワイン」とのコメント評価を受けました。この品評会は日本酒がメインで審査されますが、日本酒の他に、ワイン、梅酒およびゆず酒なども出品でき、フランスにおける最高峰のソムリエ達から審査を受け、世界に通用する優れた酒、新しい酒が選出されるコンクールです。ワインで選ばれた金賞４銘柄（赤２銘柄、白２銘柄）のうち、ワイン専用品種ではない葡萄を用いて金賞受賞したのは東根フルーツワインさんだけでした。
広範な知識と探究心で、各種フルーツを美味しくて健康に良い、混ぜ物の無い本格的な醸造ワインに仕上げる、上記のような実績あるワイナリーさんの葡萄のワインもまた、本来の風味や瑞々しさを損なうことなく１００％しっかり活かす、鮮やかな味わいとなっています。
