スターダストヴィンヤード 長野県東御市

〜癒される優しい果実感に満ちた、あまた綺羅星貴品種の自園葡萄ワイン〜

スターダスト・ヴィンヤード 代表者 星野勇馬氏

住所 長野県東御市

創業年 2016年

年間生産量 約2000〜3000本

自社畑 約1.4ヘクタール

スターダストヴィンヤードの自社畑スターダストヴィンヤード自社畑葡萄房

【左】緩やかな南傾斜の畑  【右】垣根仕立で欧州品種のみ栽培

 

 千葉県ご出身の星野勇馬氏は、京都府の京都大学病院で医師をされていた頃、研究学会出席のため渡米した際に訪れたカリフォルニア・ナパヴァレーで飲んだワインに強い感銘を受け、傾倒するようになっていきました。2013年からは、医師の仕事をしながら京都の丹波ワインで2年間葡萄栽培の研修を受け、周辺で農地を探しましたが満足な場所がみつからず、最終的には納得いく気候条件・土地が揃う葡萄栽培適地の長野県東御市へ移住を決意されます。長野に来てからは、地元JAが運営する信州うえだファームの就農希望者向け農業研修や、千曲川ワインアカデミーの1期生としてアルカンヴィーニュさんで栽培・醸造の講義を受け、長野の気候風土に添った現地の実践的な知識・経験も深めていきます。2015年には、東御市鞍掛金井地区の耕作放棄地を借り受ける事ができ、2016年春より、メルロ、ピノノワール、シャルドネの植栽を開始し、2017年からはサンジョベーゼ、カベルネフラン、ムールヴェドル、プティヴェルドなどの赤品種、ピノブラン、ピノグリ、ピノムニエ、ソーヴィニヨンブラン、ルーサンヌなどの白品種を植えました。その後、苗も成木となり、2019年7月に委託醸造による2018年ヴィンテージ自園産葡萄ワインを初リリース。混醸も含め自園圃場の多種葡萄品種が入ったメイン銘柄の赤・白ワインは、その年の穫れ高によってセパージュ(葡萄品種)の比率が変わるフィールドブレンドの状況で、個々の品種のキャラクターがよく馴染んで奥行きを感じさせる、非常に心地よい一体感のあるスタイルです。

 東御市鞍掛金井地区にあるヴィンヤード(自園葡萄畑)は、周囲に野菜畑がある耕作しやすい良好な傾き具合の緩やかな南斜面の一角に比較的かたまって点在しています。いままで先行して開業した東御市にある諸兄のワイナリーさん達がもう少し標高の高い700〜900メートルの山際付近にあたる、上信越自動車道(高速道路)よりも山側に醸造所・葡萄畑を所有しているのに対し、スターダストヴィンヤードさんの葡萄畑は、高速道路をはさんで反対側(千曲川側)の標高600〜650メートルの南向き緩斜面に位置します。よって収穫時期の気温も比較的保たれていて、晩熟の赤品種でも生育が良好となります。葡萄栽培適地といわれる東御市のワインのなかでも、果実感がより厚くなる可能性が高いテロワールといえるでしょう。栽培は慣行農法ですが、除草剤は使用せず、2019年からは殺虫剤の散布をやめ、より自然に、人体に優しい栽培に取り組まれています。

 受け入れてくれたこの地域に恩返しの意味も含め貢献したいと、週に数日はお医者さんとして勤めにも出ている、知的でありながら温和で親しみやすく接して下さる星野さんのワインは、ご職業も含めお人柄からか、癒される果実に満ちる心地よい旨みを、ほんわり身体に伝えてくれる様な心持ちにしてくれる味わいがある気がします。
[ 並び順を変更 ] - おすすめ順 - 価格順 - 新着順
全 [3] 商品中 [1-3] 商品を表示しています

全 [3] 商品中 [1-3] 商品を表示しています

Your recent history

Category

Other page

About the owner

店長 今井 博

■プロフィール■

・1988年より酒販売に従事する。

・1990年 第40期サントリーソムリエスクール卒業

・利き酒師「SSI日本酒サービス研究会・酒匠研究会認定」

・フランスワイン・コンセイエ「SOPEXAソペクサ・フランス食品振興会認定」