フジクレールワイン 山梨県甲州市勝沼町

フジクレールワイナリー株式会社

住所 山梨県甲州市勝沼町下岩崎2770-1

創業年 1963年(1990年より現住所に移転。フジクレールワイン醸造開始)

年間生産量 約20万本

自社畑 約-ヘクタール 契約畑 約8ヘクタール

フジクレールワイナリーの建物フジクレールワイナリーの入口ゲートフジクレールワイナリーのショップ店内

【左】高台にあるフジクレールワイナリー外観  【中】フジクレールワイナリー入口門と樽看板  【右】試飲・販売所

フジクレールワイナリーの醸造場フジクレールワイナリーの明野自社畑フジクレールワイナリーのカベルネソーヴィニヨン自社畑

【左】醸造所内・発酵槽が並ぶ  【中】明野にある茅ヶ岳第一圃場  【右】山梨県北杜市明野自社畑カベルネ

 

 食と健康に対して真摯に取り組む優良な一部上場企業、食品会社フジッコのワイン部門として1986年よりワイン醸造を開始しました。1990年現在のワイナリーが完成した当初より、国産葡萄原料にこだわり、勝沼町内のワイナリーでも早い段階で純国産葡萄100%のワイン醸造していた、数少ない造り手さんです。1992年から「フジクレール」ブランドでワイン販売を開始。クレールとは英語でいうブライト、ライト、クリアといった意味で、ワインのスタイルも綺麗で爽やかな造りをしています。2000年には、ISO9002証認、自然環境にも配慮した意識の高い醸造所であります。

 ワイン樽を模したポールを目標に道をたどると見つけ易く、独特の門をくぐると広い駐車場があります。入口を入って2階に上がると、これまた広々とした試飲販売所、窓からは勝沼町の景色が一望できます。販売所では、半分以上のスペースに甘口フルーツワインが並ぶ・・・。典型的な観光ワイナリーの様相ですが、このワイナリーから専門家筋にも評価の高い辛口の甲州ワインが生み出されています。あまりにも大きなワイナリーなのですが、実は、半分はナタデココのデザート工場が占めています。ワイン醸造区域をみせていただくと、2階家分の高さはあろうかと思われる巨大な発酵タンクが中央に3〜4個鎮座していました。デカイ造りなんだなぁと見上げていると、「おめあてのワインはこのタンクを使いません」と言われ、案内されるまま脇に回ってみると中小の発酵タンクがいくつも並んでいました。このワイナリーで人気の甲州シュールリーをはじめとする、こだわりのワインは、「少量でも良い物を」を合言葉に、仕込みはなるべく小ロット単位で人手による醸し作業をしています。デカイタンクで1度に仕込めば手間がかからず効率がよくコストも下がるのに、目が行き届く小規模の手造り醸造を心掛けていらっしゃいます。そして見学のほうは、隣の温度管理された樽貯蔵庫を見終わると、下の階の瓶詰めラインと瓶貯蔵庫。ガラス越しの瓶詰めラインは相当立派なもので、この醸造所の生産能力はかなりありそうです。お話によると、まだまだ、フル可動していないとの事。現在(2005年当時)、ワイン醸造部門社員5名、デザート部門社員30名弱、パートさん等も含めると総勢約70名の大所帯工場。ご案内いただいた方いわく、この人員内訳をみると、どちらが利益を出しているかわかるでしょ、と照れ笑い(ナタデココ恐るべし)。少量手造りの方向にむかいつつあるワイン部門は、設立当初と方向性が変わり醸造設備のスケールメリットは活かせない状況ですが、収穫期には、デザート部門の社員さんも総出で葡萄収穫を手伝い、この醸造所ならではの人海戦術とでもいうべき“人”のスケールメリットが生れ、高レベルのワイン造りに貢献しています。原料葡萄は新鮮さが命であり、“人の財産”が収穫後短時間での仕込みを可能としています。収穫期の労働力確保は、世界中どのワイナリーでも切実な問題ですが、こちらのワイナリーでは、毎年社員さん等、熟練した方が参加してくださり、憂いなく収穫に臨めます。

[ 並び順を変更 ] - おすすめ順 - 価格順 - 新着順
全 [10] 商品中 [1-10] 商品を表示しています



フジクレール メルロ2021年赤 750ml

2,310円(税210円)
SOLD OUT



全 [10] 商品中 [1-10] 商品を表示しています

Your recent history

Category

Other page

About the owner

店長 今井 博

■プロフィール■

・1988年より酒販売に従事する。

・1990年 第40期サントリーソムリエスクール卒業

・利き酒師「SSI日本酒サービス研究会・酒匠研究会認定」

・フランスワイン・コンセイエ「SOPEXAソペクサ・フランス食品振興会認定」