シャンテワイン 山梨県甲州市勝沼町

株式会社ダイヤモンド酒造 代表者 雨宮壮一郎氏  栽培・醸造技師 雨宮吉男氏

住所 山梨県甲州市勝沼町下岩崎880

創業年1939年

年間生産量 約4万5000本

自社畑 約0.8ヘクタール  契約畑 約0.25ヘクタール

ダイヤモンド酒造の建物ダイヤモンド酒造の表札シャンテワインのラインナップ

【左】ダイヤモンド酒造、試飲・販売所  【中】ダイヤモンド酒造入口プレート  【右】シャンテワインのラインナップ

 昭和14年近在の農家が集まって、雨宮家敷地内で自分たちの飲み分自家用ワインを 醸造したのが始まりで、当時は「石原田葡萄酒醸造組合」と称していました。昭和38年税務署の要請で各農家の持ち株を買い取り(株)ダイヤモンド酒造を設立、法人化され実質、雨宮家が独自に経営する醸造所となっています。

 現在、葡萄栽培、ワイン醸造を革新している3代目の雨宮吉男氏は、2000年5月〜2003年3月までフランスに留学。まずボルドー1年間、ボルドー大学醸造学部で基礎醸造学・テイスティングの基本を学び、のちブルゴーニュ2年間、ボーヌの国立葡萄栽培・ワイン醸造専門学校(CFPPA〉に通いつつ、ブルゴーニュの造り手オリヴィエ・ルフレーブ(ピュリニィモンラッシュの生産者)、シモン・ビーズ(奥様が日本人のサヴィニーレボーヌ村有名生産者)などで造りを手伝い実地経験も積みました。ワイナリーの後継ぎ息子として醸造界エリートコースを歩んでいる彼ですが、まったくもって飾り気がなく、気さくで楽しい人物であります。個性的な風貌、長い髪に、ヒゲをたくわえ、色白(これは生れつきだそうです)と、およそ太陽の日差しの中で働く栽培・醸造家とは思われない風貌ですが、心底ワイン好き(飲むのも、造るのも)で、向学心旺盛で研究熱心な方です。親から押し付けられたのではなく、天職のようにワインにのめり込むその姿からは、まさに水を得た魚のように生き生きと仕事と向き合っているのが伝わり、こちらまで気分が高揚してきます。好きこそもののなんとか・・・とはよく言ったもので、好きな物をみつけたときのB型人間の集中力はものすごく、その道のエキスパートとなり大成するので、私は、密かに吉男さんの事を“醸造界のイチロー”と呼んでいます(吉男さんも野球のイチローも血液型B型です)。幅広い知識の引き出を駆使し、適確に素晴らしい個性のワインを造り分けていく姿が、豊富な練習量で確実に狙ったところに打ち分けるイチローと重なるのです。社交的で積極的な性格の吉男さん(勝沼では、雨宮姓が多いため名前で呼ぶ)は、ものおじせず、日本の偉い人はもちろん、海外の名醸造家にも、知りたい事があれば熱心に質問します。フランス語もマスターしている彼の情報収集能力は物凄いモノがあり、フランス人醸造家との交流も貴重な情報源ですが、フランス語の醸造専門誌も取り寄せて購読しています(現在は一冊ですが、前は3種類の専門誌をとりよせていたらしい)。その雑誌には、日本では手に入りにくい、葡萄の苗木一覧表などマニアックな情報が載っていたりして役に立つと、ワイナリーに行ったときみせていただきました。もちろん、インターネットなども駆使する彼のタイムラグの少ない世界最新の情報は、より良い栽培、醸造を見極め、失敗を最小限に抑えて、着実に進歩向上していく正確さがあります。毎年、ワンシーズンずつしか訪れないワイン造り、植えてから3年ほどたたないと葡萄が実らない栽培、正確な情報を生かし、なるべく失敗、回り道は避けたいモノです。また、彼の醸造にかける熱意と積極性は、日本未輸入だったムルソー村にある会社(ムルソー村にあるダミイ社製樽は主に白ワイン用、親戚のボーヌにあるビーヨン社製樽は主に赤ワイン用)のオーク樽を自力で日本に輸入してしまいました。ブルゴーニュにいた頃から、この樽を使ってみたいと思っていて、帰国後、ダミイ社と国際電話で交渉、輸送や船の手配、支払いなど、諸々をクリアして輸入されました。この樽は、バニラっぽい香りが、がっちり付くのではなく、優しく葡萄自身の果実香となじみ桃やカリンのような香りのニュアンスを付けてくれる、繊細な日本の白ワインには最もあうような素晴らしいフランス産樫樽です。吉男さんは、さすがに海外業者との交渉、手続きが大変だったらしく、日本の商社にその樽の輸入権利を譲渡してしまいましたが、それにより、他の日本ワイナリーも、この樽が買えるようになり、使われはじめました。まとまった数を輸入し、輸入コストが減ったので、少し安く手に入るようになったと当人は喜んでいました。吉男さんの知識と情熱が日本ワインのレベルをある意味向上させた一例です。彼の抱え込む事をしないオープンな人柄から、その豊富で貴重な最新の醸造知識は、他の日本の醸造家にも教授され、いろいろな面で少なからず良い影響をあたえています。現在、ダイヤモンド酒造さんのワインは、様々な醸造法を駆使した独自の個性際立つ国内トップクラスの評価を得ています。
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シャンテワイン Huit[結ひ]2021年赤 750ml

5,500円(税500円)

 遅摘みの限定の少数瓶詰め品です。Huit(ユイッ)はフランス語で「8」を意味します。8番目のマスカットベリーA樽熟成キュヴェです。


シャンテワイン ますかっとベーリーA・Yカレー・キュヴェK2021年赤 750ml

3,520円(税320円)

 信頼できる1軒の契約農家さんのマスカットベリーAから醸造する限定の少数瓶詰め品です。


シャンテワイン 甲州樽発酵2023年白 720ml

2,640円(税240円)

 「甲州」種をフランスの小樽を使用して発酵、しっかりとした酸・果実味と樽香のバランスが良くスッキリとした味わい。



シャンテワイン 下岩崎甲州2023年白 750ml

2,200円(税200円)

 勝沼町下岩崎地区の厳選された「甲州」種を使用し、シュールリー製法で仕上げています。


シャンテワイン アマリージョ2022年白 750ml

1,980円(税180円)

 「アマリージョ」とは、スペイン語で「黄色」という意味。シュールリー製法の辛口甲州ワインです。酵母を使い分けて、香り高いワインに仕上げています。


シャンテワイン ヴィリーユ2019年赤 750ml

4,400円(税400円)
SOLD OUT

 Yキューブの畑で特別に遅摘みしたマスカットベリーAのみを使用した限定品です。Vrille(ヴィリーユ)はフランス語で葡萄のつるの「巻きげ」の意味。



シャンテワイン ますかっとベーリーA・Yキューブ2017年赤 750ml

2,980円(税271円)
SOLD OUT

 Y3キューブには、契約栽培のマスカットベリーAのみを使用しています。原料の良さ、熟度が、そのまま反映された深い味わい。


シャンテワイン ますかっとベーリーAプラス2017年赤 750ml

2,037円(税185円)
SOLD OUT

 マスカットベリーAをブルゴーニュスタイルの醸し発酵で仕込み、ブルゴーニュ樽で熟成。イチゴジャムを思わせるような豊かな果実味が特徴。


シャンテワイン グランオーディネールブラン2022年白 750ml

2,200円(税200円)
SOLD OUT

 甲州樽醗酵のセカンド的ワインです。フランス製の小樽で醗酵・熟成させた白ワイン。



シャンテワイン ティント2021年赤 750ml

1,980円(税180円)
SOLD OUT

 マスカットベリーAを醸し発酵、豊かな果実味の赤ワインです。


シャンテワイン ロザート・エスト2018年ロゼ 750ml

2,037円(税185円)
SOLD OUT

 契約栽培のマスカットベリーAから造った、上級の辛口ロゼワイン。


シャンテワイン ロザード2020年ロゼ 750ml

1,782円(税162円)
SOLD OUT

 マスカットベリーAから造った、中辛口のロゼワイン。



シャンテワイン デラドライ2021年白 750ml

1,650円(税150円)
SOLD OUT

 飲み心地の良い辛口ワインを造りました。フレッシュでフルーティーなキリリとした酸味が利いています。


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店長 今井 博

■プロフィール■

・1988年より酒販売に従事する。

・1990年 第40期サントリーソムリエスクール卒業

・利き酒師「SSI日本酒サービス研究会・酒匠研究会認定」

・フランスワイン・コンセイエ「SOPEXAソペクサ・フランス食品振興会認定」