カモシカシードル 長野県伊那市
〜長野初!シードル向き林檎品種栽培も含め自社林檎畑作りから始めた、シードル専門醸造所〜
カモシカシードル醸造所 所長 入倉浩平氏
住所 長野県伊那市横山10955-14
創業年 2016年(醸造開始年)
年間生産量 約-本
自社畑 約1ヘクタール(増える予定) 契約畑 林檎農家約8軒
【左】カモシカシードル醸造の建物 【中】ショップ内の様子 【右】醸造場内の様子 【左】集荷された仕込前の紅玉 【中】シードルに適した品種を植えた自社畑 【右】自社畑グラニースミス(青りんご)
長野初のシードル専門醸造所が2016年に誕生しました。場所は南信州の伊那市、標高が高く600〜1,000mに位置し、冷涼で澄みきった空気や晴天率の高さ、朝晩の寒暖の差があることから、甘味と酸味の効いた特に良質なリンゴを産する果樹栽培に向いた地域です。所長で栽培・醸造もされる入倉浩平氏は東京からの移住。祖母が伊那市出身で、幼少期によく訪れていたそうで、伊那産林檎の味も気に入っていたことから、醸造所をこの場所に選んだとのことです。所長も含め約2〜3名で作業する小さなシードル醸造所ですが、母体の運営会社「有限会社グルップボエンデ」は、東京都で2つの高齢者グループホームなど福祉施設を経営する父親の入倉哲郎氏が社長を務める企業で、会社の新事業として2011年より計画が始まりました。新規参入事業を任された入倉浩平氏はその翌年から3年間、遺伝子・微生物学系の専門学校である東京バイオテクノロジー専門学校でシードルやワイン、日本酒などの製造を一から学ばれます。専門学校での一年目は共通授業、二年目はジャンルごとに分かれ(発酵・醸造分野へ)、三年目は自身のめざす専門の内容を研究されました(世界のシードル30種類ほどと、醸造所で使用予定の長野県伊那産リンゴ20種類ほどを成分分析等研究した)。それと並行して醸造所建設予定地の近隣耕作放棄畑に、紅玉、グラニースミス(青リンゴ)を主に、酸味や香りが豊富な品種、タンニンが豊富な品種などシードルつくりに適した30品種ほどの林檎樹を植え、醸造所より先に自社畑造りに着手しました。このようにシードル専門の醸造所を立ち上げるにあたり、技術、原料等々、用意周到かつ地道に準備された結果、初年度醸造のカモシカシードルが、世界的権威のある審査会の日本版「ジャパン・ワイン・チャレンジ」の一環で開催された「フジ・シードル・チャレンジ2017」で、世界のシードルにまじり唯一日本シードルで金賞を受賞し、その実力を初動から見事発揮されたのです!
カモシカシードル醸造所ではリンゴの収穫時期(saison [セゾン])によって3回に分けてシードルを仕込んでいます。初秋期のラプリミエールセゾン(第1シーズン早生品種林檎使用「つがる、グリーンスリーブス、祝など」)、中秋期のラドゥジェームセゾン(第2シーズン中生品種林檎使用「紅玉、シナノスイートなど」)、晩秋期のラトロワジェームセゾン(第3シーズン晩生品種林檎使用「ふじ、グラニースミスなど」)と移っていきます。各セゾンともリンゴの配合バランスにこだわりがあり、一つのシードルに十数種類を使う醸造所もありますが、カモシカシードル醸造所では2、3種類にとどめていて、酸味や香り、味わいなどそれぞれの林檎品種の特徴を活かすことに努めています。その他にめずらしいピンク色のロゼシードルも造られていて、信州大学農学部の伴野教授が開発された赤果肉リンゴの新品種「ハニールージュ」を使用した、2016年の一年目は60本、2017年の二年目は400本製造と、まだ栽培がはじまったばかりということでたいへん希少な銘柄となっています。
シードル向きの品種が植わる標高850メートル〜900メートルの高地にある自社畑をはじめ、同一域で醸造所近隣の長野県伊那市横手から買い入れる完全地産の使用林檎は、標高が高いため気温が低いにもかかわらず太平洋側なので雨・雪が少なく晴れの日も多いことから日照が確保でき、太陽が落ちると夜冷え込むという絶好の寒暖さに恵まれ、甘みと酸味がくっきり出る素晴らしい特徴を持っています。また、醸造所のすぐ近所には林檎栽培を研究している国立信州大学伊那キャンパス農学部があり、多岐にわたり協力を受けています。ゼロから創業したからこそ実現出来た、こだわりのシードル作りに打ち込むには最高の環境が揃っているといえます。カモシカシードル ラ・トロワジェームセゾン・ブリュット(辛口)2023年白泡 750ml
1,870円(税170円)
「ふじ」をベースに、「グラニースミス」を加えました。「ふじ」の蜜から黄金色に輝くシードルです。
カモシカシードル ラ・ドゥジェームセゾン・ドゥー(甘口)2023年白泡 750ml
1,870円(税170円)
原料のリンゴには、中生種の「シナノスイート」と「紅玉」を使用しました。紅玉の酸味と華やかな香り、瓶内2次発酵の自然で細かな泡が感じられるシードルです。
2,420円(税220円)
早生の洋梨品種「バートレット」を使い、甘口のスパークリングに仕上げました。洋梨のとても良い香りと甘さのバランスをお楽しみください。
3,300円(税300円)
信州大学の伴野教授が開発した赤果肉リンゴの新品種「ハニールージュ」を使用しました。瓶内1次発酵による、自然で細かな泡が特徴です。
カモシカシードル ラ・プルミエールセゾン・ブリュット(辛口)2018年白泡 750ml
1,870円(税170円)
SOLD OUT
「津軽」「シナノレッド」をベースに、「グリーンスリーブス」と「祝」をブレンドして作りました。キリっとした酸味と、瓶内2次発酵の自然で細かな泡が持ち味です。
カモシカシードル ラ・ドゥジェームセゾン・ブリュット(辛口)2022年白泡 750ml
1,870円(税170円)
SOLD OUT
原料のリンゴには、中生種の「シナノスイート」と「紅玉」を使用しました。紅玉の酸味と華やかな香り、瓶内2次発酵の自然で細かな泡が感じられるシードルです。
カモシカシードル ラ・プルミエールセゾン・ドゥー(甘口)2018年白泡 750ml
1,870円(税170円)
SOLD OUT
一番早い時季の早生(わせ)のリンゴ品種を原料としたシードルです。「津軽」「シナノレッド」をベースに、「グリーンスリーブス」「祝」をブレンドして作りました。爽やかな酸とのバランスが特徴です。
カモシカシードル ラ・トロワジェームセゾン・ドゥー(甘口)2018年白泡 750ml
1,870円(税170円)
SOLD OUT
伊那市横山産の「ふじ」を100%使用しました。 「ふじ」の蜜から黄金色に輝くシードルです。
カモシカシードル ヴァン・ド・ポム(辛口)2019年白 750ml
1,870円(税170円)
SOLD OUT
秋映とメイポール(赤果肉リンゴ)で造られた発泡性の無いリンゴワイン(スティルワイン)。酸味のある爽やかな辛口のリンゴワインです。