ドメーヌ モン 北海道余市町
〜自農園はピノグリのみ。日本らしい日本人のための優しいワインをめざす〜
ドメーヌ・モン 代表者 山中敦生(ヤマナカ アツオ)氏
住所 北海道余市町登町
創業年 2016年
年間生産量 約-本
自社畑 約3ヘクタール
【左】醸造所の建物 【中】ワイナリー前の看板 【右】醸造場の様子 【左】樽熟成される自社ピノグリワイン 【中】醸造所に隣接、斜面自社畑(5月) 【右】自社畑のピノグリ(5月)
ドメーヌモンさんはドメーヌタカヒコの曽我貴彦氏の下で2年間栽培と醸造を研修した山中敦生氏が2016年春から独立し北海道余市郡余市町登町の標高50mに位置する約3haの畑で初年度にピノグリのみを2、200本植樹した小さな農園兼醸造所です。
畑のある場所は15年以上耕作放棄されていたので白樺や松などが生え、森と化していました。そこをチェーンソーで1本1本切り倒し、枝を払い、運び出し、抜根して整地しました。畑は日当たりの良い東向きの傾斜地で水はけも良く、長年使われていなかったので農薬や除草剤、化学肥料などは残留しておらず、ミミズをはじめテントウ虫やクモ、バッタ、蟻など多様な生物が多く生息している畑です。畑からは日本海とヒロツヴィンヤードが一望できる壮観な景色で、日の出から畑に陽が差し込み、風通しも良い恵まれた環境です。
世界に通じるワインは目指しません。 北海道余市町登地区の気候風土をあらわせる日本人の食文化に合う日本人のためのワインを造りたいと考えております。日本茶の小売業を営む家で育った環境からか、香りの複雑さと味の繊細さ、アミノ酸由来の旨味や余領、そして口当たりのやさ しさというものをワインの中に表現したいと感じ、それを表現できる品植としてピノグリを選択しました。北海道余市の日本海側に位置する地理的優位性と冷涼な気候、水捌けのよい土壌が生み出す天の恵みに感謝し、日々の農作業に精魂込め、高貴品種ピノグリが醸す日本らしい繊細なやさしいワインを目指します。
山中氏は、茨城県古河市の出身ですが、早稲田大学在学中にスノーボードの魅力に取りつかれ、2000年、スノーボードインストラクターの資格取得をきっかけに北海道内のスキー場でインストラクターとして働き始めます。冬のスポーツであるスキー、スノーボード。積雪のある時期限定の季節労働という特殊な仕事で、北海道の農家さんが積雪のために仕事ができない厳冬期にインストラクターとして働くという形態が主体です。四季を感じながら仕事ができる農家、特に北海道の季節労働という農家の形態に憧れ、ソムリエの資格を所持していたこともありワイン用葡萄栽培農家の道に進もうと考えます。そしてワインの中に自然への敬意と感謝、哲学を感じさせるドメーヌタカヒコの門を叩きました。「ドメーヌモン様のホームページより抜粋、加筆」
2,420円(税220円)
ドメーヌモンさんの目の前に広がるりんご園を持たれる森farmさんと中井観光農園さんが育てた林檎を使用し、野生酵母にて自然発酵。亜硫酸は発酵から瓶詰めまで一切使用しておりません。また発酵由来の炭酸ガスも閉じ込められており微発泡性です。