おおさかぶどうワインの郷 大阪府大阪市
〜醸造用葡萄に特化した栽培家の手掛ける、特別な大阪オリジナルワイン〜
おおさかぶどう・ワインの郷 代表者 奥田大輔氏
住所 大阪府大阪市
創業年 2022年
年間生産量 約-本
自社畑 約0.7ヘクタール
【左】大阪柏原市の自園圃場の様子 【中】自園のデラウェア房 【右】秋・収穫の様子ご出身地の大阪にある大阪大学工学部を卒業後、神奈川県内の大手複合機器メーカーに就職しエンジニアをされていた奥田大輔氏は、日本ワイン好きが高じて2009年に会社を途中退職し、葡萄栽培家の道へ。葡萄栽培の盛んな山梨県のなかにあっても、地元のワイナリーや葡萄農家から一目置かれる県内トップクラスの栽培チームで学びながら、甲府市の葡萄畑で2年あまり栽培の経験を積みます。2012年にご実家のある大阪に戻ってからは、羽曳野市の仲村わいん工房さんで栽培担当として中核を担い、休業される2021年までの10数年間従事されてきた人物です。2022年に独立し、大阪での醸造用葡萄栽培を基幹事業とした「おおさかぶどう・ワインの郷」を起業されました。地元ワイナリーさんに醸造用葡萄を供給するに留まらず、自ら育て上げて熟知するクオリティーの高い自園葡萄を用い、委託先ワイナリーの協力を得つつ自身の酒質設計を反映させた特別なオリジナルワインも、小本数作り始めました。
通常の醸造用原料葡萄は、リスク(特に大阪においては強まる温暖化による酸落ちや、天候不順・病虫害)を避け、より安定した収入を得るため、早めに収穫されがちとなります。それに反して、奥田さんの栽培するクオリティーを追究した醸造用葡萄は、生食用にも勝るとも劣らぬ手間をかけた上で、神経をすり減らしながらギリギリまで酸の落ち具合を警戒し、出来得る限り完熟まで辛抱強く待って収穫した特別な葡萄となります。糖度の乗った葡萄は補糖を必要とせず、大阪の温暖な気候を反映したやや少なめながら熟した柔らかな酸が下支えとなり、至極心地良いおおらかな果実感に満ちたワインに成っていると感じます。瑞々しさを求める生食用とは違い、凝縮感を求める醸造用葡萄。醸造用に専念し労力を集中させ栽培した、エキスパートの特別な葡萄で造られた“おおさかワイン”をぜひご賞味ください。
おおさかぶどうワインの郷 M・A・I・D・O大阪産デラウェア辛口2022年白 720ml
3,850円(税350円)
キレのある味とたおやかな薫りを合わせ持つ、辛口ワイン。夏ミカンやハッサクを思わせる薫りと味わい。一口目はさっぱりしているものの、後口は程良くグリップがあり、ほのかに甘い薫りも想起させる。
おおさかぶどうワインの郷 M・A・I・D・O大阪産デラウェア辛口2023年白 720ml
3,850円(税350円)
爽やかな最初の一口の後に、果実感と程よい余韻が感じられる辛口ワイン。 ファーストアタックでは青リンゴを思わせる薫りと味わい。その後は、洋梨の風味をそこはかとな く感じさせる。