岡山ワインバレー 荒戸山ワイナリー 岡山県新見市
〜イタリアで出会ったワインの衝撃が、理想の日本ワインを造るべく石灰質土壌の小さな葡萄畑に導く〜
岡山ワインヴァレー 代表者 野波晶也氏
住所 岡山県新見市哲多町田淵72
創業年 2018年(醸造免許取得年)
年間生産量 約-本 岡山県新見市自社畑産葡萄100%
自社畑 約0.6ヘクタール
神奈川県川崎市ご出身で、誰もが知る超メジャーな東京の大手インターネット通販会社でWebサイトの企画・制作管理等の仕事をされていた野波昌也(のなみあきや)氏は、イタリア、フィレンツェの町はずれにあった居酒屋で何気なく飲んだ、これまでに味わったことの無い奥行きと風味のある一杯の赤ワイン(イタリア・トスカーナ州のサンジョヴェーゼ品種の葡萄を使ったワイン)に衝撃を受け、感動を生んだ理想とするワインが日本で出来ないか模索し始めました。2014年2月、ついに最適地としてたどり着いた岡山県新見市に移住し、ワイン農家としての人生をスタートさせます。畑は、標高の高い台地の上にあり、国内でも珍しいミネラル豊富で水はけのよいカルスト石灰質土壌。産地としても、マスカットやピオーネなど優秀な生食用葡萄栽培の実績があり、この土地に適合した先人達の高度な葡萄栽培技術「岡山方式」と呼ばれる棚栽培が確立されている地域でした。小さな自園畑で栽培する品種は、イタリアで経験した理想の味を追い求め、日本では珍しいサンジョヴェーゼとネッピオーロの赤品種。ミネラル豊富な石灰質土壌を活かせるシャルドネの白品種等。初期は委託醸造でご自身の葡萄をワインにしていましたが、『阿哲富士』の愛称で親しまれている荒戸山の麓にある新見市哲多町の保育所跡地を改装し、2018年8月に小さな醸造所「荒戸山ワイナリー」を開設され、自家醸造となりました。出来上がる少量数の自園畑赤・白ワインは、どちらも日本離れした骨格と奥行き、優雅なたしなみを身に着けた、後ろ髪惹かれる余韻たなびく味わいとなっています(ミネラル感等、素地のしっかりしたポテンシャルを有するワインですので、熟成度合いにより、デキャンティング又は抜栓後1日〜2日あいだを置くなど、空気に触れさせ開かせたほうが、より本領を表す場合有り)。ワイン農家として移住された当初から、新見市地域おこし協力隊の活動に参加しつつ、前職のスキルを活かしWebサイト(ホームページ)の開発、運用、マーケティングなどの包括的サポートを請け負う支援事業を地元事業者向けにも行うなど、地域との関わりを大切にされてきました。また、産地だからこそいらっしゃる農業の経験が豊かな先達地元農家の方々と葡萄栽培を行えることも含め、地域にいる様々な方達と協力してものづくりを行い全体の振興を計っています。そのような氏だからこそ、この地域が、新しいワイン産地として大きく広まっていくことを願い、小さな個人ワイナリーでありながらも志し高く「岡山ワインバレー」と、壮大なイメージを想起させるワイナリー名とされました。
5,500円(税500円)
イタリアのワイン用ぶどう品種サンジョヴェーゼ/Sangioveseを主体とし、同じくイタリア品種のネッビオーロ/Nebbioloを合わせた赤ワインです。石灰岩の岩だらけの荒れ地を開墾し宮ノ峠の畑、南向きに広がる斜面を開墾した老栄の畑、二つの畑とも岡山が誇る高品質な生食用ぶどうを生産する栽培技術・生産管理方法いわゆる「岡山方式」の棚栽培で丁寧に育てたぶどう達です。
6,050円(税550円)
シャルドネをトロンセ産フレンチオークの新樽で樽醗酵させた後、14ヶ月間樽熟成させました。「HAKUBI」の骨格となる力強い酸とシャープな切れに加え、華やかで奥行きのあるエレガントなワインに仕上がりました。
4,730円(税430円)
自社醸造所『荒戸山ワイナリー』にてステンレスタンクにて発酵・熟成したシャルドネです。私共の白ワインHAKUBIは果実の成熟度合を見極めつつ、酸を残すタイミングで収穫しています。その良質なぶどう達のフリーランの果汁で作った贅沢なワインです。