シャトー・プピーユ フランス・ボルドー地方コートドカスティヨン地区
ボルドー右岸サン・テミリオンのすぐ東側に位置する「コート・ド・カスティヨン」。僅か10数年前までは高品質なワインが存在するなどとは誰も考えていなかった、このマイナーなアペラシオンから彗星のごとく現れ、そのような状況を変えたのが、この「シャトー・プピーユ」のオーナー、フィリップ・カリーユ氏です。彼の造り出す「濃く、絹のように滑らかなワイン」は品評会でも話題となり、専門家によるブラインドコンテストで、最後まであの「シャトー・ペトリュス」と張り合ったこともあるという実力派です。
ワインの酸化防止剤として、また抗菌剤として広く使われている亜硫酸ですが、「できるだけワインには何も添加したくない」と考えるフィリップは、その使用量を可能な限り抑えるべく努力をしています。一般的なボルドーワインでは150mg/L程度(瓶詰された後のワインに残る亜硫酸の総量)、オーガニックワインでも100mg/L程度が通常ですが、プピーユの場合30mg/Lと数値はかなり低めです。亜硫酸の使用を極力少なくしたい理由の一つが、天然酵母がワインにもたらす複雑で奥深い味わいを活かすためです。酵母がワインの味わいに与える影響は決して少なくなく「人工的な培養酵母ではその土地の特徴を表現しえない」と言う醸造家は数多くいる程です。プピーユも同様で、フィリップ曰く「その土地の酵母を活かそうと思えば、まず畑で化学薬品を使ってはいけない。さらに、ワインの醸造中に亜硫酸を多く使ってはいけない。プピーユでは瓶詰の直前に最小限入れる程度だよ。」と。有機栽培、天然酵母の使用、そして亜硫酸の使用を制限すること・・・これらは密接な関係にあるのです。「輸入元様の紹介文より」プピーユ・アティピック2016年赤 750ml 【ボルドー・コートドカスティヨン】
16,280円(税1,480円)
フィリップ・カリーユ氏が醸造段階で亜硫酸を添加せずに造った特別なワインです。樹齢100年のメルローの古木を新樽で熟成させた贅沢な造り。非常に複雑で力強いワインです。
プピーユ2018年赤 750ml 【ボルドー・コートドカスティヨン】
5,478円(税498円)
専門家達のブラインド・コンテストにて最後までペトリュスと張り合い、世間を騒がせたワイン。海外での豊富な経験も持つカリーユ氏が一族のシャトーを大きく向上させています。
シャトー・プピーユ2018年赤 750ml 【ボルドー・コートドカスティヨン】
2,948円(税268円)
カスティヨンのシンデレラ・ワイン、プピーユのセカンド・ワイン。2008年に有機認定を取得。プピーユと比べるとよりフレッシュ&フルーティな果実味で、早くから楽しめる1本。