ナタリーノ・デル・プレーテ イタリア・プーリア州
プーリア州南部レッチェの北西30km、人口6500人の小さな街サンドーナチでワイナリーを営むナタリーノと娘のミーナ。ナタリーノの2人の兄弟は大学の教職の道を選びましたが、ナタリーノは1994年(48歳)に大学での生物学の研究を離れ故郷に戻り、かつて祖父が愛していたブドウ畑に自分のすべてを捧げることを決めました。
畑は海抜40mの場所にあり、ブドウの樹齢は20〜80年、アルベレッロ プリエーゼという伝統的な仕立て。微生物環境を重視し、化学的な農薬は使用せず、過剰な酸素を土壌が取り込まないように不耕起、有機的な肥料であっても不必要と考え無施肥でブドウ栽培を行っています。広さは、ブドウが7ヘクタール、オリーヴが4ヘクタールの合計11ヘクタール。ヘクタール当たりの収量が3トンと、質より量が重視されてきたプーリア州としては非常に少なく、ナタリーノが凝縮したブドウを栽培していることが分かりますが、イタリアのレストランで自らのワインが高く販売されていると聞くと、激怒し卸を中止してしまうことがあり、凝縮したワインを目指しながらも庶民が飲むワインの在り方を彼なりのスタイルで貫いています。
セラーでは、出来るだけシンプルな醸造を心掛け、ブドウをプレスする時にごく少量の二酸化硫黄を使うのみで、無濾過&無清澄でボトリングを行っています。セラー内に冷蔵設備がないため、醗酵温度が上がりすぎたときに冷却できるように温度管理が可能なセメントタンクを使用して醗酵を行っています。圧搾後は地下に埋め込まれたセメントタンクで醗酵の続きと熟成を行い、オーダーが入ってから1本1本手詰めで瓶詰め。恵まれたヴィンテージでは4万本ほどの生産量がありますが、収穫直前に降った雨と直後の高温が災いした2018年は3万本、2019年は半分以上のブドウを失い1万本となり、厳しいヴィンテージが続いています。「輸入元様の紹介文より」ナタリーノ・デル・プレーテ イル・ピオニエーレ2020年赤 750ml 【イタリア・プーリア】
2,530円(税230円)
「パイオニア(開拓者、先駆者)」を意味する『イル ピオニエーレ』は、樹齢20〜40年の区画のブドウで造られる。収穫後、セメントタンクにて皮ごと醸し醗酵と熟成を行い、二酸化硫黄を添加せずにボトリング。
ナタリーノ・デル・プレーテ ビアンコ・ナタリーノ2023年白 750ml 【イタリア・プーリア】
3,300円(税300円)
2022年の収穫を最後にシャルドネを抜き、プリミティーヴォを植える予定でしたが、白品種を植えるべきだと愛娘ミーナに言われ、プリミティーヴォは諦めることに。そして、品種を決めるまでの間は抜かないことにし、2023年もビアンコ ナタリーノとして仕込むことにしたそうです。
ナタリーノ・デル・プレーテ アン2020年赤 750ml 【イタリア・プーリア】
2,530円(税230円)
SOLD OUT
樹齢80〜100年超の古樹が植わる区画のブドウで造る赤ワイン。ナタリーノの奥さんアンナにちなんで名付けられた。セメントタンクで醗酵と熟成を行った後、二酸化硫黄を添加せずにボトリング。