カンティーナ・リエゾー 長野県上高井郡高山村
〜イタリアワインに魅せられたご家族が、北伊のエレガンスさをかさね創出する北信ワイン〜
CantinaRiezo 代表者 湯本康之氏
住所 長野県上高井郡高山村
創業年 2007年(葡萄栽培開始年) 2015年に自家ワイナリー開設
年間生産量 約6000本
自社畑 約0.7ヘクタール
【左】ワイナリー 瓦屋根に無垢板の壁 【中】ワイナリーの正面 【右】ワイナリー内の様子 【左】醸造所に隣接した一枚畑の自家畑 【中】標高約600m。畑からの眺め 【右】自社畑バルベーラ葡萄の房 【左】自社畑バルベーラ垣根の様子 【中】自社畑シャルドネ葡萄の様子 【右】自社畑メルロ葡萄の様子
長野県の高山村は、“北信(ほくしん)”と呼ばれる地域に含まれ、国内でもトップクラスのワイン専用葡萄品種栽培適地として知られています。そのような実績のある優秀な葡萄供給地でありながら、村にワイン特区が2011年に制定されるもワイナリーが無い状況が続いていましたが、2015年10月にCantina Riezo(カンティーナ・リエゾー)さんが高山村で初となるに相応しい自社畑ドメーヌワインを主力にした少量生産のご家族運営醸造所を開設される事となりました。
ご両親が高山村に移住することがきっかけとなり2000年に高山村へやってきた湯本康之氏は、長野県内の醸造所で5年半ほどワイン造りの仕事にたずさわるなか、独立を志すようになります。退職後、2006年6月〜2006年12月まで奥様を連れ立ってイタリアへ、本場のワイン造りとワイン文化に触れる研修の旅に。主要ワイン産地であるトスカーナ州やヴェネト州のワイナリーで幸運にも恵まれた様々な貴重な経験をされ、自身が始めるワイナリーの方向性を見定めます。その後、いよいよ2007年からご自宅に隣接した農地に、村内で実績のあるシャルドネとメルロの葡萄を植え始め、2009年には日本ではまだ珍しいバルベーラというイタリア品種の栽培に挑戦されます。2011年3月からは育った自家葡萄を委託醸造にてワインにし、販売を開始。そして2015年、自宅敷地内に念願の醸造所が完成し、自家元詰めのドメーヌワインとなります。ワイナリーの建物は、一見シンプルで機能的な構造ながら、日本のアイデンティティーをさりげなく織り込んだこだわりの建物で、本瓦の屋根や、焼き杉板の壁にされる事で日本ワインを造る“日本ならではのワイナリー”であることを美しくスマートに表現されています。また、ワイナリーの下手側に広がる標高620メートル地点の西斜面にある自園葡萄畑は、善光寺平を一望でき、長野市街とその向こうの山並みまでを見渡せる高地で、開けて風の通りも良い見事な場所です。
奥様の理絵さんの名前に由来するワイナリー名や、ラベルに3人のお子さんを登場させるなど、ご家族の絆で営む自園畑ドメーヌワイン。機械の力に頼らない丹念な手仕事の徹底と、高山村の気候風土を活かしたワイン造りが生み出す、この地ならではの魅力あふれる少量生産の北信ワインです。
カンティーナリエゾー チャオチャオロッソ・ピノネロ&バルベーラ2019年赤 750ml
2,970円(税270円)
ラズベリーなどの赤果実、やや野性味を感じる香りがあり、瑞々しい果実味とフレッシュな酸が余韻へと続きます。タンニンは柔らかく、全体にチャーミングな印象のあるワインです。
カンティーナリエゾー チャオチャオロッソ・メルロ2019年赤 750ml
2,970円(税270円)
柔らかい果実味と甘いスパイスのニュアンスがアルコールのボリュームと共に口の中に広がります。柔らかい印象のワインですが、細かいながらも感じられるタンニンが柔らかいホディの輪郭を作り出しています。
カンティーナリエゾー バルベーラ・サクラ・サクラ・ロゼ 750ml
2,750円(税250円)
バルベーラ葡萄の特徴である収斂性をともなう酸が特徴的なロゼワイン。トマトを使用した料理では、旨みを引き出すことでしょう。ペスカトーレなどトマトパスタ全般。お野菜たっぷりのラタトゥイユなどと一緒に楽しみたいワインです。
カンティーナリエゾー メルロ・ストラーダ・ヌオーヴァ2019年赤 750ml
3,960円(税360円)
口に含むと香りしっかりと熟したフレッシュな果実味、シルキーながらビターなタンニン、バニラのクリーミーなニュアンスが感じられ、余韻にかけてフレッシュな酸が続いていきます。
カンティーナリエゾー シャルドネ・ベル・ヴェデーレ2017年白 750ml
3,300円(税300円)
アカシア樽発酵・熟成(熟成期間9ヶ月)。2017年ヴィンテージは酸が高いのが特徴。そのため。シャルドネでは初めてとなるマロラクティック発酵を行いました。
カンティーナリエゾー シャルドネ・ベル・ヴェデーレ2018年白 750ml
3,300円(税300円)
ややにごりのあるペールイエローの色調に清涼感のあるりんごや青梅、僅かにパイナップルの甘やかな香りがあり、口当たりは柔らかくアルコールのボリュームと共にフレッシュな果実味が口の中に広がります。余韻にかけて特徴的な高い酸とドライなタンニンが全体を引き締めます。
4,400円(税400円)
存在感のあるフレッシュで柔らかい果実味とアリアニ コらしい高い酸、シルキーで豊富なタンニンは 余韻まで続きスパイスなどのニュアンスと合わさり複雑な味わいとなっています。若い状態では果実の印象が強いですが、熟成により現れる複雑味や変化も楽しみな赤ワインです。
カンティーナリエゾー メルロ・ヌメロ・ドゥエ2021年赤 750ml
4,400円(税400円)
フレッシュな果実味と柔らかく伸びる酸、細かくも豊富なタンニンで若々しい印象ですが、乳酸飲料のようなまろや かさや茎や木の実など植物のニュアンスという対照的な要素もバランス良く、ワインに複雑さを与えています。リリース直後から親しみ易くすぐにお楽しみいただけます。
カンティーナリエゾー チャオチャオロッソ・サンジョベーゼ2020年赤 750ml
2,970円(税270円)
SOLD OUT
ガーネットの明るい色合いに、ザクロやアセロラなどの果実や乳酸系のクリーミーなニュアンス、糠漬けの様な香りも仄かに感じられます。瑞々しい果実味と共にフレッシュフルーツの様な爽やかな酸味があり、余韻までスッキリと軽やかさをお楽しみいただけます。
カンティーナリエゾー シャルドネ・ベル・ヴェデーレ2020年白 750ml
3,300円(税300円)
SOLD OUT
口当たりが柔らかく存在感のある液体はじわじわと旨味が余韻にかけて広がり、キレのある酸と共にほろ苦いビターな苦味がワインに奥行きを与えています。木樽熟成なよりクリーミーなニュアンスも感じられるのですが、しっかりと冷えた状態からお楽しみいただける白ワインです。